先ほど、シビックのバッテリーを交換してきました。
前回はいつ交換したのかあんまり覚えてないのですが、2004年にシビックを買ってから2回交換した記憶があるので(・・・3回だったか?)、3~4年、4万km以上は走ってたと思います。
まだまだ使えるような気もしますが、工場のオッチャンが夏の12ヶ月点検時に液を入れすぎたらしく、周辺が腐食しまくっていたので、買い換えました。
私はいつもホームセンターのカインズホームでバッテリーを買って、自分で交換してます。スタンドやオートバックスとかよりも安いですし、ボルトを4つ外すだけですからね、これくらいの作業は工賃節約したいです。
今回もパナソニックのバッテリーで、シビック用は55B24Rです。お値段9980円。お店の駐車場で交換してその場で古いバッテリーも引き取ってもらいました。
バッテリーといえば、最近アイドリングストップの機能が付いたクルマが増えてきていますが、アイドリングストップ搭載車のバッテリーは普通のバッテリーではなく、高性能なバッテリーが標準搭載されているんですよね。当然ながら、お値段も高い。下手すると普通のものの倍くらいの値段になるものもあるようです。
アイドリングストップによる燃費向上は、使い方にもよりますが、ある程度の市街地で、信号待ちなどがそこそこ発生するような使用状況で、良くても2~3km/lの向上です。なので、エコランを知らない一般人(素人)の運転では1~1.5km/lの向上があれば良い方ではないでしょうか。
例えば、日産マーチを新車で購入して数年使用すると仮定して、アイドリングストップ搭載のグレード12Xと、アイドリングストップを搭載していないグレード12Sで比較してみようと思います。
12X(アイドリングストップ搭載)
本体価格 119万9100円
燃費 26km/l(10・15モード)
12S(アイドリングストップ非搭載)
本体価格 99万9600円
燃費 24km/l(10・15モード)
実用燃費はカタログ燃費の7割であると仮定すると、12Xは18.2km/l、12Sは16.8km/lであり、ガソリンは両車ともレギュラーを使用し、1リットル140円とします。この条件で、この2台をそれぞれ1年に1万km走らせたとすると、
12Xの年間ガソリン消費量は約550リットル×140円=7万7000円
12Sの年間ガソリン消費量は約600リットル×140円=8万4000円
となり、アイドリングストップ搭載によるガソリン代の節約額は1年で7000円です。
両車とも車重は1トン未満、エンジンの排気量は1200ccなので、重量税や自動車税などの維持費に差はないものとします。
バッテリーの交換を考え出すのは購入から5年経過した2回目の車検時でしょうか。アイドリングストップによって、浮いた5年間のガソリン代は3万5000円分あります。
マーチ用の普通のバッテリーが1万円で、アイドリングストップ搭載車用が2万円だったとすると、ガソリン代3万5000円のアドバンテージがありますから、差引2万5000円、アイドリングストップ搭載の12Xが安く済むということに・・・、なればいいのですが(笑
少し戻って両車の本体価格を見てもらえばわかりますが、本体価格の差が19万9500円あるのです。これまでの試算で、バッテリーとガソリン代による差は5年で2万5000円ですから、本体価格の差を埋めるには40年かかることになります。
従って、マーチの12Xと12Sの場合、アイドリングストップを搭載していない12Sの方が購入から40年まではトータルで安く済むということが考えられます。
ディーラーマンは「アイドリングストップが付いてて燃費が良いですよ!」と12Xを勧めてくるかもしれませんが、今回の試算では、実際に安くなるのは41年目からとなり、非現実的ですね。
安易にハイブリッドにしたり、アイドリングストップ機能を搭載することによって、若干燃費を向上できたとしても、実はその余計に搭載されたモノへの支払いが高くなり、トータルでは損をする可能性があるというのが、普通のディーラーでは教えてくれない落とし穴だと思います。私は、お客様が求めるのであればこういう説明も必要だと思いますね。
シビックのバッテリー交換をしながら、そんなことを考えていました。
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