2011年12月29日木曜日

第42回 東京モーターショーを振り返る

だいぶ遅くなってしまいましたが、第42回東京モーターショーを自分なりに振り返ってみたいと思います。

今回から、というか昔にやっていた時期もあるのかその辺はわかりませんが、会場が幕張メッセから東京ビッグサイトに変更されました。幕張メッセと比べると少し小さいのでしょうか。そんな気がします。

前回のモーターショーは、あのリーマンショック直後で、近年のモーターショー史上最もつまらなかった回でした。外国のメーカーが揃って出展を取りやめ、外国勢で出店していたのはわずか3社のみでした。しかも、結構マイナーなメーカーだった気がします。ロータスとケンターハム・・・そんな感じ?

そんな前回よりは大幅に外国勢も復帰するという事前情報でしたので、楽しみにしていましたが、参加するメーカーはやはり少なく、外国勢はドイツを中心にフランス、イギリス、オーストリアくらいでした。バス・トラック部門では、韓国のヒュンダイとスウェーデンのボルボがいましたが、イタリア、アメリカ、韓国、スウェーデンのメーカーがないというのは、国際自動車ショーとして、どうなの?という感じです。

やはり、国際自動車ショーの醍醐味は、普段あまりお目にかかることができないクルマや、一生かかっても買えないような夢のクルマを間近で感じられるところだと思います。そこから、各国が持つ異なったクルマの文化を感じ取ることができ、クルマの仕事をしている人のみならず、各々の生活の中で、新たなひらめきや気づきへとつながることもあるのではないでしょうか。

この調子だと、前置きだけで2000文字くらいいきそうなので、このへんでやめておきます。

さて、撮影した写真とともに振り返ってみたいとおもいますが、写真の数は例年と比べると少なめで約240枚です。・・・この枚数からも、今回もつまらない回だったという結論が見え隠れしていますね。

その240枚全てにコメントをつけたいところですが、春になってしまうので、なるべく絞っていきたいと思います。


2輪には興味がないのですが、これは思わず写真を撮ってしまいました。

トゥデイに続いてインテグラも2輪として復活ですか・・・。4輪で戻ってきてくれ。





モーターショーでは、メーカーとして正式には参加していなくても、メーカーに関係ない特設ブースや部品ブースなどに、レアなクルマが展示してある場合があります。今回もありました。ヒュンダイのi40です。デザインも性能も日本車に勝っていると思います。




今回の目玉と言ってもよいでしょう。86(ハチロク)です。この86に関しては、言いたいことが山ほどあるので、また別の機会ということで。





プリウスC改め、アクアですね。既に6万台の受注を抱えているらしいです。フロントは良いですけど、リアがプリウスを意識しすぎていて、好きにはなれませんね。





このプロポーションで2ドア。これでマニュアルの設定があったら、欲しくなりますけどね。






ミニのクーペはなかなかオシャレで良いですね。でもちょっと値段が高いかな。






これが最後のロータリーとなってしまうのか。





買うならどっち?と聞かれれば、断然BRZです。





個人的に今回のモーターショーで一番良いなと思ったのが、これです。







今までのAから完全にコンセプトを変えて、正統派路線に進むことを示してくれたのは、例えメルセデスといえども、好感が持てます。恐らく、CやSLKなどの1800ccが積まれるのだと思いますが、場合によっては、日産から1500ccや1200ccのエンジンが供給されえることもあり得ます。流行から考えれば、1200ccにターボとスーパーチャージャーのダブル過給で170psあたりを狙ってくれると、なかなか面白いと思います。ボトムラインは100psくらいで良いですけどね。






特に優等生というわけでもなく、抜群にカワイイというわけでもなく、ずば抜けて仕事ができるというわけでもないが、ユニクロやしまむらの服を着こなして、個性を主張できる人って美しいと思います。そんなクルマがウインドだと思います。こういうクルマ、日本人は作れなくなりましたねぇ。










このクオリティで400万円を切るプライスは破格と言ってもよいでしょう。世界が認める日本人が知らない良いクルマ。その中のひとつであるのがこのメガーヌでしょう。メガーヌRSはいつか買います。







三菱は他のメーカーと違って、自社のブランドをとても大事にするメーカーだと思います。ギャラン、RVRに続いて、あのミラージュがついに復活です。コルトのエンジンを積んでサイボーグRも復活させてほしい!!








復活といえば、ビートルもザ・ビートルとして復活ですね。先代ビートルよりは、初代ビートルをかなり意識してデザインされています。日本でもそれなりに売れるでしょう。






クルマだけではなく、ブース全体のデザインを見るのも、なかなか面白いし、勉強になります。今回はアウディのブースが良かったです。国産メーカーはどこもショボイ感じでした。トヨタのドラえもん、そして「免許を取ろう」というスローガン。日本のトップがこんなだから、日本車がますます醜くてつまらないものになってしまうのです。

ため息しか出なかったですよ。ホントに。


こんな感じで簡単に振り返ってみましたが、今回のモーターショーで、新たな流行の兆しを感じ取ることができました。それはマットカラーです。









高級感を演出するステータスシンボルとして、メッキや木目は昔からありましたが、このマットカラーが急成長しそうな予感がします。会場にいた人の感触も概ね良かったです。

現在でも市販されているクルマにごく一部で採用されていますが、まだ認知はされていません。見た目の美しさももちろんですが、表面の触感がたまらなく気持ちよいです。

何年か前に、デルタのマットブラックを見たときに、なんだよコレ。と思いましたが、今では俄然、あのデルタが欲しくなりました。


総評としては、表面上は前回より良くなっている感じもしますが、ブースがチープな感じだったり、パンフレットがなかったりして、質はだいぶ落ちたなと思いました。おぎやはぎが指摘していた通り、コンパニオンのお姉さんの質も同様に落ちているのが確認できました。昔はモーターショーのコンパニオンといえばステータスのある仕事でしたが、今はファッションモデルのほうに人材が集中投資されているようです。


クルマをもっと盛り上げなきゃいかんよ。そのために必要な要素として、「女性」は最重要な要素であることは間違いないでしょう。


若い日本人女性が、クルマの目利きをできるようになれば、日本経済は回復すると思う。

イブのデートに型遅れのカローラのレンタカーで迎えに来るような男に、3往復ビンタ+ヒールの回し蹴りを食らわせて、「私を何だと思ってるの?」、「スーパーの閉店間際に半額のシールが付けられたお刺身じゃないのよ!」と捨て台詞を言い放ち、颯爽と立ち去るような女性が増えてくれば、日本は変わるんじゃないかな、と思う。

最後に一言。恐らく、シビックが展示されない東京モーターショーは、シビックが誕生する以前を除いて、初めてではないでしょうか。無念。

2年後はもっと充実したモーターショーになることを祈ります。

2011年12月7日水曜日

カート第3戦

忙しくてだいぶネタをため込んでますが、まずはここから。

先月26日にカート走行会第3戦(年内最終戦)を開催しました。会場は第1戦と同じく、八千代のネオスピードパーク。

16時半の集合でしたが、諸事情により始めたのは18時近くになってからでした。したがって、今回もナイトレースです。




今回は新規参加者が6名おり、総勢9名+見学1名の大所帯でした。土曜日の夜ということもあり、待合室ははぼ満席でした。

今回はまず新規さんが慣熟走行で5周。その後10周を3本というメニュー。

今回初めて女性の参加者もいたので、注目でしたが、やはり一番の注目は2輪でサーキット走行経験豊富なW氏。初参戦でどのくらいのタイムを出してくるのか、注目でした。

前回(第1戦)のベストラップは私が出した32秒968。しかし、W氏は慣熟走行でいきなりの33秒台。

次の10周1本目、ベストラップは32秒951で自己ベストを更新しましたが、あっさりW氏とS氏に抜かれ、全体の3位に転落。二人とも2輪をメインに走ってる人なので、さすがです。

2本目のベストラップは、死ぬ気で攻めて31秒620。しかし、W氏は31秒4台で0.2秒及ばず。この時点でS氏を僅かに抜いて2位。

3本目のベストラップは、31秒626。途中で体力というか集中力が切れてスピンもしました。ここで初めてそれまでのタイムより遅くなり、ただがむしゃらに攻めるだけでは、ここが限界なのかなということを感じました。しかし、W氏は31秒011!この日のベスト10に名を刻んでいました。恐ろしいですね。ちなみにこの日の1位は30秒030。

次回はいろいろ試しながら、あと0.7秒削って30秒台に乗せたいですね。


それにしても、カートは楽しい。

2011年11月13日日曜日

バッテリー交換

先ほど、シビックのバッテリーを交換してきました。



前回はいつ交換したのかあんまり覚えてないのですが、2004年にシビックを買ってから2回交換した記憶があるので(・・・3回だったか?)、3~4年、4万km以上は走ってたと思います。

まだまだ使えるような気もしますが、工場のオッチャンが夏の12ヶ月点検時に液を入れすぎたらしく、周辺が腐食しまくっていたので、買い換えました。

私はいつもホームセンターのカインズホームでバッテリーを買って、自分で交換してます。スタンドやオートバックスとかよりも安いですし、ボルトを4つ外すだけですからね、これくらいの作業は工賃節約したいです。

今回もパナソニックのバッテリーで、シビック用は55B24Rです。お値段9980円。お店の駐車場で交換してその場で古いバッテリーも引き取ってもらいました。


バッテリーといえば、最近アイドリングストップの機能が付いたクルマが増えてきていますが、アイドリングストップ搭載車のバッテリーは普通のバッテリーではなく、高性能なバッテリーが標準搭載されているんですよね。当然ながら、お値段も高い。下手すると普通のものの倍くらいの値段になるものもあるようです。

アイドリングストップによる燃費向上は、使い方にもよりますが、ある程度の市街地で、信号待ちなどがそこそこ発生するような使用状況で、良くても2~3km/lの向上です。なので、エコランを知らない一般人(素人)の運転では1~1.5km/lの向上があれば良い方ではないでしょうか。

例えば、日産マーチを新車で購入して数年使用すると仮定して、アイドリングストップ搭載のグレード12Xと、アイドリングストップを搭載していないグレード12Sで比較してみようと思います。

12X(アイドリングストップ搭載)

本体価格 119万9100円
燃費   26km/l(10・15モード)


12S(アイドリングストップ非搭載)

本体価格 99万9600円
燃費   24km/l(10・15モード)


実用燃費はカタログ燃費の7割であると仮定すると、12Xは18.2km/l、12Sは16.8km/lであり、ガソリンは両車ともレギュラーを使用し、1リットル140円とします。この条件で、この2台をそれぞれ1年に1万km走らせたとすると、

12Xの年間ガソリン消費量は約550リットル×140円=7万7000円
12Sの年間ガソリン消費量は約600リットル×140円=8万4000円

となり、アイドリングストップ搭載によるガソリン代の節約額は1年で7000円です。

両車とも車重は1トン未満、エンジンの排気量は1200ccなので、重量税や自動車税などの維持費に差はないものとします。

バッテリーの交換を考え出すのは購入から5年経過した2回目の車検時でしょうか。アイドリングストップによって、浮いた5年間のガソリン代は3万5000円分あります。

マーチ用の普通のバッテリーが1万円で、アイドリングストップ搭載車用が2万円だったとすると、ガソリン代3万5000円のアドバンテージがありますから、差引2万5000円、アイドリングストップ搭載の12Xが安く済むということに・・・、なればいいのですが(笑


少し戻って両車の本体価格を見てもらえばわかりますが、本体価格の差が19万9500円あるのです。これまでの試算で、バッテリーとガソリン代による差は5年で2万5000円ですから、本体価格の差を埋めるには40年かかることになります。

従って、マーチの12Xと12Sの場合、アイドリングストップを搭載していない12Sの方が購入から40年まではトータルで安く済むということが考えられます。

ディーラーマンは「アイドリングストップが付いてて燃費が良いですよ!」と12Xを勧めてくるかもしれませんが、今回の試算では、実際に安くなるのは41年目からとなり、非現実的ですね。

安易にハイブリッドにしたり、アイドリングストップ機能を搭載することによって、若干燃費を向上できたとしても、実はその余計に搭載されたモノへの支払いが高くなり、トータルでは損をする可能性があるというのが、普通のディーラーでは教えてくれない落とし穴だと思います。私は、お客様が求めるのであればこういう説明も必要だと思いますね。


シビックのバッテリー交換をしながら、そんなことを考えていました。

2011年11月10日木曜日

カート第2戦

11月6日にカート走行会を開催しました。

前回から約1か月、とても楽しみにしていたのですが、サーキットに着いた途端、本降りの雨が・・・。



そんな時、メンバーのひとりが「屋内カート場が千葉市にある」ということを教えてくれたので、急遽そちらへ向かうことになりました。

千葉市中央区にあるハーバーサーキットです。



コースは全長250m、幅6mの小規模ですが、トンネルやアップダウンもあり、なかなか面白いコース設計です。ただ、路面がアスファルトではないので、前回の八千代と同じ走り方では全く対応できませんでした。

とにかく、スピードをうまく殺さないと、すぐにオーバーステアになり、スピンしてしまいます。やろうと思えばすべてのコーナーでドリフトしながら走れるので、滑らせる感覚が楽しいといえば楽しいのですが、タイムは出ませんね。

この日の最速ラップは、今年のコースレコード保持者のYさんが記録した、22秒723。そして、私のベストラップは26秒702でした。全く及ばないですねー。

カートはフランス製で、エンジンはホンダでした。あまりスピードが出るコースではないので、初心者にもオススメできるサーキットではないかと感じました。

次回は26日に開催予定です。

2011年11月8日火曜日

群馬紅葉ドライブ

11月1日に日帰りで草津方面へドライブしてきました。

朝7時前に川越を出発して、国道254号線、462号線、17号線を走って群馬県へ。その後高崎辺りから県道25号線へ左折し北上。さらに、県道15号線へ左折してしばらく走ると、うどん屋さんが集まるエリアに着きます。

日本三大うどんのひとつ、水沢うどんです。その中でも有名なお店がこちら。



大澤屋さんです。駐車場も広いので、入りやすいです。




モチモチとした食感のうどんでした。1本の長さが50cmくらいあるので、少なめに3本くらい箸でつまんで食べるのが良いと思います。

写真は「ざる大盛り」で840円。普通盛りは735円です。基本的には冷たいつゆですが、注文時に温めてほしいと伝えると、無料でつゆを温めてくれます。

昼食を済ませた後、県道33号線へ左折し、伊香保温泉を通り抜け、榛名山へ。





ここはあの有名なマンガ、イニシャルDの舞台です。私も10代の頃からよく来ていた場所です。紅葉はちょうどピークで、色鮮やかな木々の表情を楽しめました。しかし、本日の目的地は草津ですので、伊香保温泉同様、榛名山もスルーします。まぁ、通り過ぎるだけでも楽しめます。

そして、県道28号線を経由して国道145号線へ左折して入ります。吾妻渓谷、川原湯温泉を経て国道292号線に入り、草津へと向かいます。







この渓谷も温泉も駅も、例の八ツ場ダムが完成するとダム湖の底に沈む運命です。ダムに沈む前に、川原湯温泉の日帰り入浴施設、「王湯」はぜひ一度入ってみてください。湯温80℃の風呂は、かなり刺激的です!ただし、今回は例によってスルー。

そして、草津国際スキー場の前を通って志賀草津道路へ。





私が関東で最も美しいと思う道です。ずっと大自然の中を走るのですが、標高が上がるに連れて、景色が変化していくところも魅力です。しばらく走って、白根山の湯釜へ。





世界最高の酸性度を誇る湖、湯釜。phは1だそうです。その怪しい水の色と周囲の荒れた山肌、そして晴れ渡り澄み切った青空。関東にもこんな美しい景色を楽しめる場所があるんですね。なお、以前は中央から数分で登ることができましたが、近年火山活動が活発になった影響で、西側の登山ルートのみの解放となっています。

そして、湯釜まできたらぜひ訪れてほしいポイントがこちら。



はい、写真の通りです。都心では20℃の気温でも、ここでは8℃。100m標高が上がると0.6℃下がるという理論値通りですね。さて、最後はお待ちかねの草津温泉です。











スキー場の無料駐車場にクルマを停めて、西の河原公園を通り、湯畑を目指します。途中、温泉まんじゅうを配っているおじさんに出会い、無料でいくつも蒸したての温泉まんじゅうをいただきました。湯畑には様々なお店や足湯もあり、平日にも関わらず賑わっていました。濡れ煎餅のマヨネーズ味もなかなか美味しかったです。1本200円~。

日が落ちてきて、気温もぐっと下がり、身体が冷えてきたところで、温泉へ。西の河原露天風呂は約150坪もある大きな露天風呂が有名です。・・・というかそれしかありません。洗い場はありませんでした。お湯は強酸性で、湯あたりしやすいので、10分以上入り続けるのは危険です。実際、わたしが入ろうとしてかけ湯をしていたとき、背後にいた男性が意識を失って頭から転倒し、足元が血の海になりました。とりあえず救急車を呼んでもらって、救急隊に引き渡しましたが、彼がその後どうなったかは知りません・・・。

訪れる際は、注意書きをよく読んで温泉を楽しみましょう。ちなみに、男湯は横を通る遊歩道から丸見えです。昼間に入るのは、ちょっと恥ずかしいかもしれませんね。女湯は高い位置にあるので見えません。料金は500円です。

帰りは榛名山の北側を通って、県道25号線に戻り、来た道を走って帰りました。榛名山の北側というと、国道145号線と国道353号線を通るのが一般的ですが、吾妻線の群馬原町駅を過ぎた辺りで右折し、並走する県道35号線を走行するのが比較的空いていておすすめです。



総走行距離350km、推定燃費15.2km/l

カタログ燃費は13km/lですが、このシビックもなかなかやるでしょ?