2012年10月22日月曜日

「え」の呪縛

ホンダのN BOXが売れていますね。

もともとダイハツタントが築いた超ハイト系というジャンルに、スズキパレットに次いで登場したのがN BOXです。つまり、後出しじゃんけんなわけで、勝って当然といえば、当然なのです。

パレットのOEMで日産ルークスやマツダフレアワゴンも登場しましたが、N BOXの一人勝ちが続いています。



ところで、ホンダのクルマで、「え」から始まる名前のクルマは売れない、というジンクスがあったのをご存知でしょうか。

エリシオン
エリシオンプレステージ
エディックス
エアウェイブ
エレメント
HR-V
MDX
NSX
S2000
S-MX

近年では上記のようなクルマが「え」から始まるホンダ車ですが、販売面で成功したクルマはありません。2012年10月22日現在、生き残っているのはエリシオンプレステージのみで、他は全て生産中止に追い込まれています。

スポーツカーやミニバン、SUV、ステーションワゴンなど、ジャンルは多岐に渡っていますが、ライバルに勝てなかったり、そもそもマーケットがなかったりと、理由は様々ですが、売れないのです。

そんな中、またしても「え」から始まるクルマ、N BOXが登場したのですが、このジンクスを打ち破り、見事に売れています。




まぁ、売れないよりは売れた方が良いですが、N BOXのようなクルマらしくないクルマが売れても、クルマ好きの私からすると、必ずしも喜ばしいことではないですね。


このN BOXは、日本人のほとんどが本当のクルマに興味がないという時代を象徴しているようです。


来月には、Nシリーズ第3弾となるN ONEが登場予定ですが、果たしてどうなるのか。追加導入が噂されるMT仕様にも注目したいですね。

えっ!と言わせるようなサプライズもやってくれるといいのですが、今のホンダにそんな力はないかなぁ。


NSXとビートの復活計画、今度はポシャらないでほしい!

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