2011年4月7日木曜日

このブログの向かうところは・・・

 このブログのタイトルの下にも書きましたが、私の最終的な目的をひと言でいえば、「健全なクルマ社会を創ること」となります。

 まぁ、ずいぶん大きくでたなぁ、おい!って感じですが、そういうことなんです。つまり、現在の日本のクルマ社会は健全ではなく、何かおかしいぞ?っていうことを、ひとりでも多くの方に気づいて欲しいのです。 特に、私と同じ若年層の方!

 では、そもそも、ここで言っている「健全」とは何を意味しているのか。そこを語らずには先に進めませんね。。

 私がこの言葉を使うようになったのは、徳さんが書いたある1冊の本を読んでからです。あ、徳さんというのは、あの徳光さんではなく、クルマの世界では有名な徳大寺有恒さんです。何年か前にテレビCMに出てましたが、今の若い人はほとんど知らないかもしれませんね。この徳さんは日本を代表する自動車評論家です。

 その徳さんの著書のひとつがこれ。






間違いだらけのエコカー選び:徳大寺有恒,海竜社,2009


この本の42ページの記述から引用させていただくと、

 ここで私がいう「健全」とは、恣意的な政策や一時のムードによらず、それなりの活気を保つという状態である。それはまた、クラス/カテゴリーを問わず「いいクルマ」が評価され、ユーザーが個々のニーズやライフスタイルに合わせて、自由なクルマ選びができ、かつエコロジーにも主体的に参画できるという状態でもある。
 そうして、ユーザーはクルマのある生活を楽しみ、メーカーも適切な利益をあげていくなかで新しい技術が育まれ、社会全体のエコロジーも推進されていく。そういう流れに、どこかで戻していく必要があると、私は痛切に感じているのである。

以上が徳さんの言葉であるが、まさにおっしゃる通りなのです!

エコエコばっかり言ってるCMに騙されず、自分が本当に欲しいクルマを選ぶことができる世の中にならなきゃいかん!ってことです。

またここで、重要なキーワード「いいクルマ」が出ました(笑

 「いいクルマ」、実に難しい、というか、歯がゆい言葉なのです。簡単に言うと、世界的に見て「いいクルマ」は日本人のほとんどが評価せず、日本人のほとんどが考える「いいクルマ」は、世界的には価値が低く、通用しない低評価なクルマなのです。もちろん、全ての日本車がダメだとは言ってません。しかし、ニュアンス的にはこんな感じであるのは事実であり、これが所謂(いわゆる)「日本車のガラパゴス化」なのです。

このガラパゴス化によって、多くのクルマ好きが苦しめられているわけなんですよ。。

ガラパゴス化については、また後日詳しく・・・。


 というわけで、なぜ、不健全な状態になってしまったのか、ということが気になるかと思いますが、いろんな要因が絡んでいるのでここで全ては書きませんが、ひとつ原因として挙げるならば、ユーザーの無知が悪用されていることが考えられると思います。

 クルマのこと、なーんにも知らないのに、便利だから利用してる。そんな人、少なくないと思います。でもそういう人は、いろんな面で損をしている可能性が高いですよ!実にもったいない。

 徳さんの言葉にもありましたが、受動的ではなく能動的、主体的に行動することが大切だと思います。そのためには、正確な知識を身につける他ありません。


みなさんでクルマのこと、ちょっと考えてみませんか?

今後、クルマに関する様々なジャンルの情報を、自分の知識と経験を基にして発信していくつもりですが、その情報が、そして、このブログが、クルマのことを少しでも考えるキッカケになれば幸いです。

このブログ、10代や20代の若者にたくさん読んでもらいたいですねぇ。もちろん、どなたにでも読んでいただきたいですが(笑



えっ?私は今現在25歳ですけど?

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