2011年6月7日火曜日

緑のクルマ第1話 <グリーンマイカメタリック>

先日ドライブをしていたら、目の前に緑のヴィッツが走っていました。

というわけで、今回は、トヨタのグリーンマイカメタリックを語ります。

日本では無彩色が人気なのはお話しましたが、赤以上に「緑」なんて、ほとんど見かけません。つまり、全然人気がない色なんですね。と言うよりも、実は緑色って、とても難しい色なのです。

私の前を走っていたのは先代のヴィッツです。



薄い緑にしたり、暗い緑にしたり、エメラルド系にしたり・・・と、少しいじった緑ならいくつか存在しますが、このグリーンマイカメタリックはまさに緑。ど緑なんですね。

何をもって緑が難しいのかというと、緑はクルマを選ぶ色なのです。

この色、ヴィッツみたいなコンパクトカーだからこそ許されるのであって、セダンやSUVなどでは成立しない色なのです。想像してみてください。この緑色のマークX、この緑色のハリアー、かなり気持ち悪いですよね?

田舎のヤンキー並にセンスのないクルマになってしまいます。


つまり、着こなしが難しいお洒落な服が着る人を選ぶように、緑というボディカラーはクルマを選ぶ色なのです。なんとなく、高貴な感じがしますね。


ちなみに、先ほどの先代ヴィッツのグリーンマイカメタリックですが、2005年の2月に2代目が登場した時に設定された色ですが、同年12月に行われた最初のマイナーチェンジ(一部改良)で、早くも消滅した色です。つまり、10ヶ月間しか生産されなかったレアな色なんですねー。


まぁ、売れなかったんだろう。


しかし、現行型の3代目にはこの色、復活を果たしております。




もしかしたら、この型でもすぐに消滅してしまうかも?

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